ギュスターヴ・モロー
No:0020_0001
ガラテイアとポリュフェモス
Galatee et Polypheme
水彩・紙、28×16cm(Aquarelle sur papier 28×16cm)
1880年頃(c.1880)
パリ、ギュスターヴ・モロー美術館(Paris,Musee Gustave Moreau)
No:0020_0002
ヘシオドスとムーサ
Hesiode et la Muse
ペン、茶のインク、黒チョーク、茶の淡彩、白ハイライト、水彩、紙、37.6×29cm(Plume,encre brune,pierre noire,lavis brun,rehauts d'encre blanche et d'aquareller sur papier beige 37.6×29cm)
1858年(1858)
オタワ、ナショナル・ギャラリー・オヴ・カナダ(Ottawa,National Gallery of Canada)
No:0020_0003
スフィンクス
Le Sphinx
水彩・紙、31.5×17.5cm(Aquarelle sur papier 31.5×17.5cm)
1886年(1886)
ノイス、クレメンス=ゼルス美術館(Neuss,Clemens-Sels-Museum)
No:0020_0004
旅人オイディプス(或いは死の前の平等)
Edipe voyageur(ou I'Egalite devant la mort)
油彩、カンヴァス、124×93cm(Huile sur toile 124×93cm)
1888年頃(c.1888)
メッツ美術館(Metz,La Cour d'Or-Musees de Metz)
京都展のみ。「死の前の平等」という言葉は、モローの解説には見られないため、この別名は、「死の前の平等を表すスフィンクス」というロベール・ド・モンテスキューの解釈に基づいているのかもしれない(カタログp82抜粋)。
No:0020_0005
イアソン
Jason
油彩、カンヴァス、204×115.5cm(Huile sur toile 204×115.5cm)
1865年(1865)
パリ、オルセー美術館(Paris,Musee d'Orsay)
No:0020_0006
オイディプスとスフィンクス
Edipe et le sphinx
水彩・紙、29×14.5cm(Aquarelle sur papier 29×14.5cm)
1861年(1861)
パリ、ギュスターヴ・モロー美術館(Paris,Musee Gustave Moreau)
No:0020_0007
ペルセウスとアンドロメダ
Persee et Andromede
水彩・紙、25.5×14.5cm(Aquarelle sur papier 25.5×14.5cm)
1867-69年頃(c.1867-69)
個人蔵(Collection particuliere)
英雄ペルセウスは怪物・メドゥサの首を持って帰る約束をし、首を切って帰る途中、アトラスを山に変え、更に、岩に縛れた美女(アンドロメダ)を見つけ助けます。助けたアンドロメダと結婚し、約束通り「メドゥサの首」を持って帰ります。
この絵画は青字部分を描いた物と思います。ペルセウスはペガソスに乗り、メドゥサの首を持ち、怪物(この怪物、名前がありません。結構有名なのに寂しい扱いですね。海蛇という説が有力だそうです)に挑んでいる場面だと思われます。アンドロメダはポセイドン神の怒りを買って生贄に出されていましたが、(美女の為、助けられた後の結婚を約束に)ペルセウスにより救われます。
あれっ、じゃあポセイドンの怒りは?と思ってしまうのは私だけでしょうか。ペルセウスは大神ゼウスの子なのでポセイドン神も仕方なく黙認した、といった所でしょうかね……。
詳しくは→ 【絵画の中のギリシア神話】 ペルセウスの話