世紀末ヨーロッパ 象徴派展

Symbolisme en Europe

Bunkamura ザ・ミュージアム

19961214-19970209

No:0026_0001

「彫刻」のアレゴリー

Allegorie de la "Sculpture"

グスタフ・クリムト

鉛筆・水彩・金色の加筆、厚紙、44×30cm(Crayon,aquarelle,rehausse d'or sur carton 44×30cm)

1889年(1889)

ウィーン、オーストリア工芸美術館(MAK-Osterreichisches Museum fur angewandte Kunst,Wien)

 単一の空間の中に、5つのモティーフが積み重なるように描かれている。そのうちの4つは、フリーズ彫刻、大理石の胸像、フェイディアスの有名な≪アテナ・パルテノス≫、そしてカピトリーノ美術館のブロンズ彫刻≪棘を抜く少年≫である。<略>この女性は左手にアテナ・ニケの小像を掲げている(カタログp154抜粋)。


No:0026_0002

婚姻の祭壇

The Altar of Hymen

エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズ

水彩・白と金のハイライト、羊皮紙、35.5×25.4cm(Aquarelle rehaussee de blanc et d'or sur parchemin 35.5×25.4cm)

1874年(1874)

スイス、ノイマン・コレクション(Collection Neumann,Suisse)

 円柱が並ぶ円形状の内壁を背にして建つヒューメンとその母親ウェヌス(アプロディーテ)像は、瞑想に耽けたたずむ若いカップルを見つめている(カタログp83抜粋)。