カンヴァスに描かれた女性たち
2011年8月21日(日) 晴 12時30分頃~13時10分頃
【総評】
遠いです。当然、住んでいる所によりますけど、東京-埼玉-群馬-栃木と軽い旅行でした。空いているかなと思いましたが、日曜だったせいか適度に人がいました。
ギリシア神話の絵画ですが、以下の10点がありました。
・バルマ・イル・ジョヴァネ(ヤーコポ・ネグレッティ) 「ヴァルカンの鍛冶場のヴィーナス」
・ヨアヒム・フォン・ザンドラールト(父) 「レアンドロスの死」
・ディルク・ファン・デル・リッセ 「森で水浴するニンフたち」
・シャルル・アンドレ・ヴァン・ルー 「キューピッドの教育」
・ウィリアム・エティ 「ヴィーナスのもとを去る軍神マース」
・ナルシス=ヴィルジール・ディアズ・ド・ラ・ペーニャ 「ヴィーナスの水浴」
・ウィリアム=アドルフ・ブーグロー 「ヴィーナスとキューピッド」
・ジャン=マルク・ナティエ 「花の神フローラに扮する女性」
・ジャン=フランソワ・ド・トロワ 「コーズル公爵夫人とキューピッドに扮する息子」
・ヤン・メイテンス 「ディアナに扮する少女」
大量です。個人的なメインはブーグローさんの「ヴィーナスとキューピッド」。ブーグローさん独特の透明感がちょっとなかったかなぁとは思いましたが、流石に綺麗でした。
個人的にはヴィーナスは金髪というイメージがありますが、このヴィーナスは黒髪で顔も小アジアちっくな気がしました。顔・表情・髪型は同じく展示されていた「美しいブルネットの女性の肖像」と非常に良く似ていました。一方、キューピッドは金髪です。二柱とも金髪よりも絵のバランスが良いのかな、と勝手に推測しました。
また、ヴィーナスの足の指は親指より人差し指の方が長かった(ギリシャ型との事)ですが、キューピッドはほぼ同じ長さでした。絵画でも彫刻でもギリシア神話の神や登場人物は大抵、ギリシャ型でしたので、キューピッドはちょっと珍しく感じました。
その他のギリシア神話ではヴァン・ルーと言う方の「キューピッドの教育」が目を引きました。個人的には余り好みではないロココな感じでしたが、そこまでケバケバしさはなく、綺麗にまとまっている印象がありました。
トロワさんの「コーズル公爵夫人とキューピッドに扮する息子」は息子だけでなくコーズル公爵夫人もヴィーナスになりきっています。貝の上にいますし、アトリビュートとして鳩もいます。微妙に隠していますが、胸も露出していますので明らかにヴィーナスかと。それでも息子を主役にした題名という事なんでしょうね。
ギリシア神話ではありませんでしたが、カルロ・ファッキネッティという方の「母性愛」は背景は雑ですが、メインの女性に透明感があり綺麗だなと感じました。
遠くまで行った甲斐があり、ギリシア神話は堪能できました。ただポストカードは2点しかなく、ブーグローさんの「ヴィーナスとキューピッド」もポストカードになっていませんでした。残念。
【購入グッズ】
図録 \2100
クリアファイル
花の神フローラに扮する女性 \350
ポストカード
花の神フローラに扮する女性 \100
コーズル公爵夫人とキューピッドに扮する息子 \100
美しいブルネットの女性の肖像 \100
母性愛 \100
額絵
花の神フローラに扮する女性 \400
コーズル公爵夫人とキューピッドに扮する息子 \400
ナイロン製バッグ
黒 \350
グリーン \350
ストラップ
花の神フローラに扮する女性 \500
図録を購入するとポスターを付けてくれます(数に限りがあるかもしれません)。
なお、クレジットカードは利用可能できませんでした。
ギリシア神話関連のポストカードは常設展をご覧下さい。
【ギリシア神話の絵画とポストカード】
No | 画家名 | 作品名 | ポストカード |
1 |
バルマ・イル・ジョヴァネ(ヤーコポ・ネグレッティ) |
ヴァルカンの鍛冶場のヴィーナス |
× |
2 |
ヨアヒム・フォン・ザンドラールト(父) |
レアンドロスの死 |
× |
3 | ディルク・ファン・デル・リッセ | 森で水浴するニンフたち | × |
4 | シャルル・アンドレ・ヴァン・ルー | キューピッドの教育 | × |
5 | ウィリアム・エティ | ヴィーナスのもとを去る軍神マース | × |
6 | ナルシス=ヴィルジール・ディアズ・ド・ラ・ペーニャ | ヴィーナスの水浴 | × |
7 | ウィリアム=アドルフ・ブーグロー | ヴィーナスとキューピッド | × |
8 | ジャン=マルク・ナティエ | 花の神フローラに扮する女性 | ○ |
9 | ジャン=フランソワ・ド・トロワ | コーズル公爵夫人とキューピッドに扮する息子 | ○ |
10 | ヤン・メイテンス | ディアナに扮する少女 | × |