ベルギー王立図書館所蔵 ブリューゲル 版画の世界

The World fo Bruegel in Black and White from the Collection of the Royal Library of Belgium

Bunkamura ザ・ミュージアム

20100717-20100829

2010年7月30日(金) 雨のち晴 15時50分頃~16時40分頃


【総評】

 混んでいます。平日の夕方ですので空いているかなと思いましたが、流石ブリューゲルさん、版画の前で並んで観る事になります。若い方が中心でした。

 

 ギリシア神話関連は予想以上に多く7点あり、楽しめたのですが、ポストカードは何と0枚!!ポストカード自体は24枚も販売されていたのですが……残念でした。

 

○ピーテル・ブリューゲル/ヨーリス・フーフナーヘル

 メルクリウスとプシュケのいる川の風景 1595年頃

 

○ピーテル・ブリューゲル/ヨーリス・フーフナーヘル

 イカロスの墜落のある川の風景 1595年頃

 

○ピーテル・ブリューゲル

 3本マストの武装帆船とその背後の2艘のガレー船および空のユピテルと墜落するファエトン 1562-1565年頃

 

○ピーテル・ブリューゲル

 巻き上がる突風の中の3艘の帆船とイルカの上に座すアリオン 1561-1562年頃

 

○ピーテル・ブリューゲル

 3本マストの武装帆船および空中のダエダロスとイカロス 1561-1562年頃

 

○ダヴィット・ヴィンクボーンス

 不釣り合いのカップル:死とクピド 1610年頃

 

○ヒリス・ヴァン・コーニンクスロー3世

 アポロンとパンによる音楽の競演のある風景 1600年頃

 

 どの版画もサイズが小さく繊細なのですが、ギリシア神話と判別できる部分は更に小さく「あれっ、どこにイカロスがいるんだ」と探してしまうほどでした。


 ブリューゲルさんはイカロス、ファエトンの話が好きなんですかね。共に人の身ながら空を飛び、中道を進めという戒めを守れず、墜落して命を落としてしまいます。神ならざる人間は、上でも下でもなくバランスの良い真中を生きていきなさい、という教訓が好きだったのかも……。

【購入グッズ】


図録 \2500

 

ポストカード
 銅版画より抜粋 \100

 

クリアファイル 銅版画より抜粋 \350

 

 グッズはそこそこありましたが、ギリシア神話関連は0。銅版画の抜粋に「ダエダロスとイカロス」が少し載っているだけでした。会場限定のガシャポンがあり、3種類×2色(黒と白)で1回\300。

 

 ≪大きな魚は小さな魚を食う≫ ≪忍耐≫ ≪怠け者の天国≫

 

 1回やりましたが≪忍耐≫が出ました。静かな会場ですのでガチャガチャの音が結構響いて、ちょっと恥ずかしかったです。これでギリシア神話関連があれば、コンプリを目指したのですが……。

 

 クレジットカードは利用可能でした。

【ギリシア神話の絵画とポストカード】

No 画家名 作品名 ポストカード

1

ピーテル・ブリューゲル/ヨーリス・フーフナーヘル
メルクリウスとプシュケのいる川の風景
×
2 ピーテル・ブリューゲル/ヨーリス・フーフナーヘル
イカロスの墜落のある川の風景
×
3 ピーテル・ブリューゲル 3本マストの武装帆船とその背後の2艘のガレー船および空のユピテルと墜落するファエトン ×
4 ピーテル・ブリューゲル 巻き上がる突風の中の3艘の帆船とイルカの上に座すアリオン ×
5 ピーテル・ブリューゲル 3本マストの武装帆船および空中のダエダロスとイカロス ×
6 ダヴィット・ヴィンクボーンス 不釣り合いのカップル:死とクピド ×
7 ヒリス・ヴァン・コーニンクスロー3世 アポロンとパンによる音楽の競演のある風景 ×