ベルギー幻想美術館 姫路市立美術館所蔵 クノップフからデルヴォー、マグリットまで

A MUSEUM of BELGIAN VISIONARY ART

Bunkamura ザ・ミュージアム

20090903-20091025

2009年9月4日(金) 曇 13時20分頃~13時50分頃

 

【総評】

 

 平日の午後のためか、とても空いていました。姫路市立美術館所蔵の作品だけですので、そう期待せずに足を運んだのですが、ギリシア神話関連はそこそこありました。

 今回のメインの一つと思われるポール・デルヴォーさんの「海は近い」はギリシア神話とは関係ないと思ったのですが、カタログ(*1)には、

 

 右脇の明るく照らされベッドに横たわる女性は、スピッツナー博物館で見て大きな衝撃を受けたという見世物の人体模型「眠れるヴィーナス」を起源にもつ(カタログp37抜粋)。

 

 とありました。一応、この作品をギリシア神話として扱う予定はありませんが、ちょっと異質な「ヴィーナス」という事と、月夜の感じが良かったのでグッズを購入しました。

 

 また、チケットにもなっているフェルナン・クノップフさんの「ヴェネツィアの思い出」は、

 

 デルヴィルは彼の描く女性像に対して「無垢で悩ましい、夢想と孤独の姫君、この若く憂いを帯びたヴィーナスは、不思議な魅力を発散している」と評している(カタログp22抜粋)。

 

 とありましたので、ついポストカードを購入してしまいました。この作品、とても小さく、入ってすぐの柱に飾られており、見過ごしてしまうかもしれませんので、見たい方は注意された方が良いかもしれません。

 

 さて、肝心のポストカードですがポール・デルヴォーさんの「水のニンフ」があり、良い作品なのですが、残念な事に著作権に引っかかりますので、掲載はできないと思います。

 

 著作権の絡んだポストカード、実は結構ありますので、いつか企画展として絵画の情報や物語だけでも載せていきたいと考えています。

 

(*1)

 今回のカタログはオリジナルのものではなく「コレクションでたどる姫路市立美術館の25年 ベルギー美術」のカタログをそのまま販売していました。「マグリットとデルヴォー 版画の世界」というミニカタログはオリジナルでしたが、ちょっと残念でした。

美術展が終了しましたので「電子チケットぴあ」へのリンクは削除致しました。[2009.10.25]

【購入グッズ】

 

カタログ/「マグリットとデルヴォー 版画の世界」のセット \1300

 

ポストカード

 レテ河の水を飲むダンテ \100

 ヴェネツィアの思い出 \100

 海は近い \100

 水のニンフ \100

 

クリアファイル

 海は近い \400

 

マット額絵

 海は近い \1000

 

 因みにカタログ販売の所はクレジットカードが利用できますが、グッズ販売のレジでは現金のみでした。

【ギリシア神話の絵画とポストカード】

No 画家名 作品名 ポストカード
1 フェリシアン・ロップス アフロディーテたちⅠ ×
2 フェリシアン・ロップス サテュロスを抱く裸の若い女性(パンへの賛美) ×
3 フェリシアン・ロップス スフィンクス ×
4 ポール・デルヴォー 水のニンフ

△はポストカード自体はありましたが、著作権的にNGなものです。