古代ギリシアの名作をめぐって-人 神々 英雄
A Masterpiece of Ancient Greece : aWorld of Men, Gods and Heros
20130201-20130901
2013年8月31日(金) 晴 18時30分~20時00分頃
【総評】
開催が明日(9/1)までで、しかも完全予約制(予約は既に一杯)ですので、あまり意味のないレポートですが、記録として……。
初めて行った所ですが、五反田からそう遠くないので場所は悪くないと思うのですが地図が分かり辛かったです(駅から見るとほぼ線路に沿った道でした。地図で見るともう少し正面に見えます)。
完全予約制ですので基本的には空いています。ただ、デジタル装置の説明は10分程度あるので、一旦、他の方が見だすと中々見れない、というのが難点です。
ギリシア神話関連ですが、以下の4点がありました。
01.「赤像式萼形クラテル 通称《アンタイオスのクラテル》」
02.「赤像式の杯 《英雄テセウスの功業》」
03.「休息するヘラクレス」
04.「ディオニュソスの仮面」
というより、この4点しかないです。「SNS連動キャンペーン」というのをやっていて作品を自由に撮影することが出来ました。
「シュンポジオンへようこそ」というスライド撮影(?)では「イーカリオスの話」をしていました。この話は岩波文庫・アポロドーロス著「ギリシア神話」第三巻・第十四章・七節に記述があります。
エレクトニオスが死んで、同じアテーナーの境域に葬られた後、パンディーオーンが王となった。彼の時代にデーメーテールとディオニューソスがアッティカに来たのである。しかしデーメーテールをばケレオスがエレウシースへ、またディオニューソスをばイーカリオスが受け入れた。
イーカリオスはディオニューソスより葡萄の木の枝を得、醸造の術を教わった。そして神より得た恵みを人類に与えんものと、ある羊飼いたちの所に来た。彼らはその飲物を味い、かつ水を混ずることなしに甘いので大いに飲んだ後に、毒を盛られたと思って彼を殺した(p164抜粋)。
この後、娘のエーリゴネーさんは「父を傷んで自ら縊れた」という事でギリシア神話らしく悲しい話になっています。更にこの後、講談社学術文庫・ヒュギーヌス著「ギリシャ神話集」130話に、
二人は神々の計らいで、星座の仲間入りを果たした。エーリゴネーは乙女座(ウイルゴー)になった。われわれはこれをユースティティアとよんでいる。イーカリオスは星々の中で牛飼い座(アルクトウールス)といわれ、さらに愛犬マイラはカニークラ〔シーリウス〕とよばれている(p194抜粋)。
星座は良く分かりませんが、乙女座=エーリゴネーさん、ですね。
デジタル説明やシアターもギリシア神話満載で楽しめました。ただ前述の通り、一旦、人が詰まりだすと「何も見れない」待ち状態になってしまいます。これは結構辛いですね。
【購入グッズ】
販売なし。
但し、キャンペーンで撮った写真をSNSに投稿すると缶バッジを貰えました。
「終了」となっているのが何とヘラクレスのデザイン……他に欲しいデザインは、ないですね……。
後、「男性の裸像 完璧を求めて」というコーナーでポーズをとったプリントアウトをお土産に出来ます。
当然、周りには人が居て、係りの人は見て回っていますので、余り恥ずかしいポーズは取れません。複数人で来ていれば面白おかしく撮れるかもしれませんが、お一人様ですとね……。
という事で「クーロス像」の半歩前へ、で(人が居なければアフロディテの「恥じらいのポーズ」をしたかったのですが。「男性の裸像」ですけどw)。
後、チラシがありました。流石に印刷会社だけあって、恐らく今までのチラシの中では「最高」だと思います。
画像にしてしまうと分かり辛いとは思いますが、表はツルツルしていて壺の黒い部分は「立体的」になっています。
そういえば他の場所では見たことがないので、置いていないのかもしれません。