開館50周年記念事業 所蔵水彩・素描展--松方コレクションとその後
2010年4月3日(土) 曇 10時30分~11時15分頃
【総評】
上野駅を降りたら凄く混んでいて「これは美術展も混んでいるかも」と思いましたが、空いていました(花見の人が多かったようです)。
この美術展は常設展のチケットでは入れますので、ある意味、お得といえばお得だと思います。常設展を観た最後に展示室の「版画素描展示室」に行けるようになっています。
ギリシア神話関連ですが「近々、ギリシア神話がありそうな美術展」で記述した通りドラクロワさんの素描が3点、入ってすぐに並んでいました。観終わって「これでギリシア神話関連も終わりか」と後は「ちら見」モードに入ったのですが、モローさんは好きなのでしばらく眺めていました(後述のように観といて良かったです)。
帰り際、ミュージアムショップに寄ったら、本のように小さな「図録」があったので「買うけど、ちょっと見ておこう」と見てみるとモローさんの「聖チェチリア」はもしかするとギリシア神話かも、と載っていました。「へっ?」という感じなのですが、
<略>主題をめぐっては異論もある。<略>しかし常にチェチリアは奏楽の天使たちに囲まれていて、この作品のように古代神話のサテュロスが取り囲んでいる例はない。この人物像はむしろサテュロスを魅了する詩神アポロあるいは古代の詩人オルフェウスではないかとも指摘されている(カタログp56抜粋)。
とありました。う~ん……とりあえず眺めるだけでも観ておいて正解でした。
この聖チェチリア、ポストカードも売っていて、そうそうギリシア神話のポストカードは手に入りませんので展示したいのですが、題名が……という事で企画展で予定している「ギリシア神話かも展」で展示したいと思います。
因みに同時開催の「フランク・ブラングィン展」のカタログを全て見てみましたが、ギリシア神話関連はありませんでした。
【購入グッズ】
図録 \900
ポストカード
聖チェチリア \80
聖なる象 \80
美術展用のショップは「フランク・ブラングィン展」で使用されており、常設のミュージアムショップのレジ前にちょっとしたコーナーがありました。グッズを購入したら「Mini Museum」という4枚入りの小さな絵画キャプション(?)をくれました。
因みにクレジットカードは利用可能です。
【ギリシア神話の絵画とポストカード】
No | 画家名 | 作品名 | ポストカード |
1 | ウジェーヌ・ドラクロワ | ヘラクレスとケンタウロス | × |
2 | ウジェーヌ・ドラクロワ | ヘラクレスとネメアの獅子 | × |
3 | ウジェーヌ・ドラクロワ | ケレスを讃えて | × |
4 | ギュスターヴ・モロー | 聖チェチリア | △ |
△ もしかするとギリシア神話かも、という事で情報として記載