藤田嗣治と愛書都市パリー花ひらく挿絵本の世紀ー

Tsuguharu Foujita and Illustrated Books in 20th Century Paris

渋谷区立松濤美術館

20120731-20120909

2012年9月8日(土) 晴 11時45分~12時15分頃


【総評】

 

 翌日が最終日という事もあったのかもしれませんが、結構混んでいました。

 

 今回、初めて行った美術館だったのですが、展示室はB1Fと2Fという変則展示でした。この為、1Fは展示室ではなかったですが「何があるんだろう」と1Fのドアを開けて中に入ると、B1Fが見下ろせる作りになっていました。特に立入禁止にはなっていませんでしたが、B1Fの係りの人が訝しげに見ていたので、入らない方が良かったのかな、とちょっと気が引け、足早に通り抜けました。

 

 ギリシア神話関連ですが、以下の1点です。

 

藤田嗣治 「『エロスの愉しみ』より藤田嗣治の挿絵」

 

 挿絵ですので、小さいです。壁に8枚展示されており、その他、本の表紙のような物が2点、下に置かれて展示されていました。

 

 キャプションには「天使」と書かれていましたが『エロスの愉しみ』と書かれている通り、裸の男女が愛し合う場面が描かれていますので、どちらかというとギリシア神話のエロースに思えました。ですので、ギリシア神話として扱いたい(常設展で展示。但し著作権の関係で当面データのみ)と思います。


 この他にマルク・シャガールさん等の「ダフニスとクロエ」がありましたが、一応、ギリシア神話とは別物と考えています(ニンフとかが描かれていました)。

 

 因みに作品リストは置いてなく、係りの人に聞いてみると棚から出してもらえました。どうやら尋ねないと貰えないようです(小さな美術館ですので、恐らく経費を削っているのかな、と思います)。

 

 個人的に藤田さんというと「猫」のイメージが強いのですが『夜と猫』という挿絵がありました。これはポストカードも売っていて、結構お気に入りです。 ギリシア神話の絵画は1点だけでしたが、藤田さんの「簡単に見える画風」は好きなので、満足度は高かったです。

 チケットです。中々お洒落です。著作権的にはまずいのかもしれませんが、チケットとして載せています。料金は300円と格安です。

【購入グッズ】


ポストカード

 藤田嗣治 「『エロスの愉しみ』より藤田嗣治の挿絵」 \100

 藤田嗣治 「『海龍』より藤田嗣治の挿絵」 \100

 藤田嗣治 「『日本昔噺』より藤田嗣治の挿絵」 \100

 藤田嗣治 「『詩数篇』より藤田嗣治の挿絵」 \100

 藤田嗣治 「『インドシナ詩集』より藤田嗣治の挿絵」 \100

 藤田嗣治 「『夜と猫』より藤田嗣治の挿絵」 \100

 藤田嗣治 「『しがない職業と少ない稼ぎ』より藤田嗣治の挿絵」 \100

 藤田嗣治 「『イメージとのたたかい』より藤田嗣治の挿絵」 \100

 

 クレジットカードは利用できませんでした。図録は未購入ですが\2100でした。北海道にも巡回するようで、そこだけで展示される作品もあるらしく、今回展示されていない作品も載っているとの事。

 

 ポストカードは全8種類。どれも良い感じでしたので「全種類ください」と言った所、8種類を一まとめにした物を渡されました。多分、全種類購入する方が結構いるように思います。

 

 その後、ギリシア神話に関連する「No.2の『エロスの愉しみ』だけもう一枚」と一枚のみ追加すると、これは透明なビニール袋に入っていました。全種類だと一枚一枚ビニールには入っていないので、ちょっと「損した感」がありますね……。

 係りの方に尋ねて頂いた作品リストです。

【ギリシア神話の絵画とポストカード】

No 画家名 作品名 ポストカード
1 藤田嗣治
『エロスの愉しみ』より藤田嗣治の挿絵