夏目漱石の美術世界展
No:0115_0001
金枝
The Golden Bough
カンヴァス、油彩、104.1×163.8cm(Oil on canvas,104.1×163.8cm)
1834年(1834)
テイト美術館(Tate,London)
トロイアの英雄アエネアスが地下世界へ進もうとしたとき、巫女シビュラ(シビル)は彼に神聖な木から切り落とした金枝を持っていくように告げる。本作品では彼女の片手には鎌、一方には金枝が掲げられている。前景に描き込まれている蛇は地下世界と死を予感させ、対照的な美しい景観をいっそう際立たせている(カタログp49抜粋)。