ウフィツィ美術館展-ボッティチェッリとフィレンツェ・ルネサンスの輝き
GALLERIA DEGLI UFFIZE Arte a Firenze da Botticelli a Bronzino: verso una 'maniera moderna'
20141011-20141214
常設展を開催しました。こちらからどうぞ。 [2014.11.15 up]
2014年10月24日(金) 晴 10時00分~11時00分頃
【総評】
空いていました。平日でほぼ開館と同時に行ったというのもあるかと思いますが、国宝と北斎に持っていかれている感じでした。
ギリシア神話関連ですが、4点ありました。
01.サンドロ・ボッティチェリ 「パラスとケンタウロス」
02.メディチ家タピスリー製作所、ブロンヅィーノ下絵 「春(プリマヴェーラ)」
03.フランチャビージョ 「イカロス」
04.ジョヴァンニ・ディ・ロレンツォ・ラルチャーニ 「運命の寓意像」
勿論メインはボッティチェリさんの「パラスとケンタウロス」。有名過ぎますので特に書く事もないのですが、やはりこの方の絵画は「実際に」観ると本当に綺麗です。
ネットで観るとアネナ様の顔色は「ほとんど白」にしか見えませんが、実際は「ピンク色」がとても綺麗で、血色が良いです。素人の私でも「あ~これは本物を観ないと駄目だなぁ」と思ってしまいます。
フランチャビージョさんの「イカロス」は「あれっこれどっかで観たな」と思いつつ、家に帰って調べると、2001年、国立西洋美術館「イタリア・ルネサンス-宮廷と都市の文化展」に来ていました。
この時はポストカードもありましたので、手前味噌ながらURLを貼っておきます。
この他、気になった作品としては、ブロンヅィーノさんの「公共の幸福の寓意」。
真中にいる「公共の幸福」は右手にカドゥケウスの杖(ケーリュケイオン。ヘルメス神が持つ杖)、左手に豊穣の角(コルヌコピア。フォルトゥーナ神が一般的)を持っていて、更にエロス(クピド)が寄り添っています。何か色々と混ざっている感があります。
右下にいる女神は図録には「好機(すなわち幸運)」と書かれていて「彼女は奇妙な髪形が特徴となっている」と書いてあります。そして、その横の男神については「おそらくカイロス」と書かれています。う~ん、カイロス神ってチャンスの神様だったような、と松原國師著「西洋古典学事典」を見てみると、
額に長い頭髪が垂れているが、後頭部は禿げた男の姿で表される。後代これは「機会を逃さず捕える (英)seize an occasion by the forelock」という意味合いで、「好機(ラ)オッカーシオー Occasio」の寓意像として、しばしば描かれることになった(但し、オッカーシオーというラテン語が女性名詞であるため、前髪を垂らし球体に足をのせた女性像に変化した)(p377抜粋)。
との事。う~ん、やっぱり何か、色々と混ざってますね~。
ギリシア神話は4点と少ないですが、ボッティチェリさんの「パラスとケンタウロス」だけで充分価値があると思います。それに良い事か悪い事か、空いていてしっかり観れますし……。
チケット
ポストカード
下の2枚は来ている訳ではありません。何故かポストカードが販売されていましたので、掲載。
ギリシア神話系のポストカードは常設展で展示しています。
グッズを入れる袋(力が入っています)
レシート(展覧会名入り)
スカーフを購入した時のレシート(袋を貰う為に、グッズは何回かに分けて購入しています。なのですが、今回は「小分けの袋は必要ですか」と聞いてくれますので、分けなくてもよかったかも……)。
【購入グッズ】
図録 \2,400
ポストカード
サンドロ・ボッティチェリ 「パラスとケンタウロス」 \150
ブロンヅィーノ 「公共の幸福の寓意」 \150
サンドロ・ボッティチェリ 「パラスとケンタウロス(部分)」 \200
サンドロ・ボッティチェリ 「春」 \150
サンドロ・ボッティチェリ 「ヴィーナスの誕生」 \150
クリアフィイル
パラスとケンタウロス \400
公共の幸福の寓意 \400
図録バッグ \900
マルチケース パラスとケンタウロス \500
カードフレーム パラスとケンタウロス \700
ピンバッジ パラスとケンタウロス \650
マグネット パラスとケンタウロス \450
ブックマーカー
パラスとケンタウロス \250
公共の幸福の寓意 \250
キャンディ パラスとケンタウロス \630
スカーフ 90×200 \29,160
A4クリアファイル
マルチケース
カードフレーム
ブックマーカー
マグネット、ピンバッジ、キャンディー缶
図録バッグ
美術展のメイン「パラスとケンタウロス」のグッズは充実しています。今回の目玉は高価な「スカーフ(大)」。ギリシア神話関連のグッズで「きっとほとんど売れないだろう」と思うとつい購入してしまいます(変な心理ですが……)。
スカーフと言うと、2010年の松屋銀座「アール・ヌーヴォーのポスター芸術展」で「第1回ウィーン分離派展(検閲後)」のスカーフを\15,000で購入した事がありますが、今回はそれを上回りました。
\29,160……グッズ売り場で散々悩み、一旦諦めかけたのですが、レジで他のグッズの会計中にふと目を上げると大小2種類のスカーフが。2m近い大きさに思わず「このスカーフは会場限定ですか?」「はい。」思わず「大を下さい。」
で、ここから事件が始まります。家に帰ってワクワクしながら中を見てみると何と「から」。和紙と厚紙だけしか入っていません。
慌てて電話すると宅急便で送ってくれるとの事。換わりに空箱を着払いで送って欲しいという事で送ったのですが、特に番号がある訳でもなく、電話で話していた「展示とか書いてありませんか」といった手書きの文字もなく。
ただ、ちょっと気になったのはレシートには90×200とサイズが書いてあるのですが、箱には90×180。もしかして試作品の箱とかなのかなぁと……という事でまだ届いていませんので、送り返した空箱のみを載せています。
う~ん、今後は中身を確認してから持って帰ろう。
なお、クレジットカードは2,400円以上で利用可能です。
【ギリシア神話の絵画とポストカード】
No | 作者名 | 作品名 | ポストカード |
1 | サンドロ・ボッティチェリ | パラスとケンタウロス | ○ |
2 | メディチ家タピスリー製作所 | 春(プリマヴェーラ) | × |
3 | フランチャビージョ | イカロス | × |
4 | ジョヴァンニ・ディ・ロレンツォ・ラルチャーニ | 運命の寓意像 | × |