プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影

Obras Maestras del Museo del Prado Goya:Luces y Sombnas

国立西洋美術館

20111022-20120129

 

常設展を開催しました。こちらからどうぞ。 [2011.11.26 up]

2011年10月28日(金) 晴 13時00分頃~13時40分頃


【総評】

 

 金曜日の昼間なので空いているかなと思いましたが、流石ゴヤ、混んでいます。恐らく土休日は並ぶくらいではないでしょうか?ゆっくり観るには平日が良そうです。


 いつもどおり入口を入って左側に行こうとしたら暗い……看板が大きくて塞がれています。今回は珍しく右側の地下に行く階段から観て回る行き方でした。


 「我が子を食らうサトルヌス」は来ないという情報を見ていて、更に美術展で作品リストを見たらギリシア関連が1枚もなく「あぁ外した……」と高速で見てまわりました。


 まぁそれでもいつも通り、念の為に館内においてある図録を見てみると「裸のマハ」と「着衣のマハ」について、

 

 両作品が異端審問所によって没収された際に作成された1813年の財産目録でも、両作品はやはり「ヴィーナス」として言及されている(カタログp122抜粋)。

 

 とあるではないですか。カタログによると元々は「ヴィーナス」だったらしく、

 

 両作品の名称を「マハ」に最初に変えたのは、異端審問所の審問官であった(カタログp122抜粋)。

 

 との事。慌てて逆戻りして「着衣のマハ」をまじまじと鑑賞。確かにヴィーナスと言われれば、している帯も「誘惑の帯」ケストスに見えてきます。黒目・黒髪のヴィーナスは宮本三郎氏の「ヴィーナスの装い」を思い出しました。

 

 という事で、作品名はギリシア神話ではありませんが、常設展に載せる予定でいます。

【購入グッズ】


図録 \2300

 

ポストカード

 着衣のマハ \100

 裸のマハ \100

 着衣のマハ(部分) \100

 裸のマハ(部分) \100

 魔女たちの飛翔 \100

 自画像 \100

 

額絵

 着衣のマハ \300

 裸のマハ \300

 

クリアファイル

 着衣のマハ/裸のマハ \500

 

クリアファイル(小)

 着衣のマハ \300

 裸のマハ \300

 

ストラップ 着衣のマハ \600

 

 クレジットカードは利用できませんでした。

 

 今回、美術展に来ているのは「着衣のマハ」です。なのですが、何故か「裸のマハ」のグッズも販売していました。ポストカードもまるで「展示していましたよ」といった感じで普通に売っています。ギリシア神話絵はがきコレクターとしては非常に有難いのですが、何かこうちょっと引っ掛かる感じがしました。何となく「裸のマハは今後も来日しないから、せめてグッズだけでも」といった裏事情があるんじゃないかと勘繰りたくなりました。単なる想像ですけど。

 

 図録は「着衣のマハ」と「スペイン王子フランシスコ・デ・パウラ・アントニオの肖像」の2種類の表紙(中身は同じ)がありました……最近、流行っていますね。ヴェネツィア展もそうでした。選択肢を広げる「サービス」と捉えれば良いのか、コレクターに買わせる為の「アコギ」と捉えれば良いのか、微妙ですね。

 

 因みに「ポストカード入れ」はオリジナルで赤色が良い感じで格好良いです。また、額絵を入れてくれた袋はほぼ真っ黒なのですが、良く見ると「goya」と入っています(本当に良~く見ないと分りません。それぐらい真っ黒です)。

 

 今回、何故かレシートが貰えず、後からそのことに気付いて「レシート、貰えなかったのですが」と話した所、再度打ち直してくれました。「こんなのですけど」と言ってましたが、ちゃんと「プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影」と入っていて「こういうのを記念に取っているんですよ」と言った所、「レジのない所だと渡せない時があるんですよね」と言ってました。そうなんですか、知りませんでした。今後は気をつけます。

「裸のマハ」と「着衣のマハ」はギリシア神話関連として常設展に展示しています。

【ギリシア神話の絵画・その他とポストカード】

No 作家名 作品名 ポストカード
1 フランシスコ・デ・ゴヤ
着衣のマハ