フェリックス・ヴァロットン 冷たい炎の画家

FELIX VALLOTTON

三菱一号館美術館

20140614-20140923

 

常設展を開催しました。こちらからどうぞ。 [2014.7.5 up]

2014年6月20日(金) 曇 13時10分~13時50分頃

 

【総評】

 

 混んでいました。特に女性が多かったです。平日の午後なので空いているかなぁと思っていたのですが、予想外でした。

 

 ギリシア神話関連ですが、5点ありました。

 

 01.フェリックス・ヴァロットン 「シレノスをからかう裸婦」

 02.フェリックス・ヴァロットン 「駆け足で女性を連れ去るサテュロス」

 03.フェリックス・ヴァロットン 「立ち上がるアンドロメダとペルセウス」

 04.フェリックス・ヴァロットン 「竜を退治するペルセウス」

 05.フェリックス・ヴァロットン 「引き裂かれるオルフェウス」

 

 今回の目玉は「エウロパの略奪」……だった筈なのですが、来ていませんでした(涙)。三菱一号館美術館のサイトを見ると、

 

 本展は、日本初のヴァロットンの回顧展です。オルセー美術館およびフェリックス・ヴァロットン財団 の監修による国際レベルの展覧会として、グラン・パレ(仏・パリ)、ゴッホ美術館(蘭・アムステルダム) を巡回。そして2014年という日本・スイス国交樹立150周年の記念すべき年に、当館において開催します。

 

 との事でトップページにも「オルセー美術館発。待望の世界巡回」と書いてあります。

 

 巡回先のグラン・パレのサイトを見た所、この黄色いポスターがヴァロットン展の物のようです。今度はこれをキーワードに検索した所、こちらのサイトを見つけました。

 

 どうも内覧会のような感じで一番下に「竜を退治するペルセウス」と共に「エウロパの略奪」が!! しかも「世界巡回」なので「来る」と思っていたのですが……正直、最初に作品リストを見て「ない」と分かった時の失望感は……泣きそうでした。

 

 気を取り直してギリシア神話関連を観てみると、今回の目玉は「引き裂かれるオルフェウス」。残念ながらポストカードにはなっていなかったですので、イメージのあるサイトをはっておきます(作品を所蔵しているジュネーヴ美術・歴史博物館です)。

 

 図録を見てみると、

 

 女性に対するこの画家の独特のスタンスが示されている(p184抜粋)。

 

 と書かれています。う~ん、どんなスタンスなんだろう……殺害されているオルフェウスというとオルセー美術館のギュスターヴ・モローさん「オルフェウス」がすぐに思い浮かびますが、随分と「表現」方法が違うなぁと思います。

 

 因みに最初、パッと見た時、ドニさんかと思いました。「あぁ明るい軽やかな絵だな」と思って下の方に目をやると……う~ん、やっぱりどんなスタンスなんだろう。

 

 後、ある意味「メイン」と言える「竜を退治するペルセウス」。普段はギリシア神話関連のポストカードはレポートには載せないのですが、

 ……。図録には、

 

 1910年 サロン・ドートンヌで≪竜を退治するペルセウス≫(cat.119)が酷評される(p209抜粋)。

 

 まぁ。

 

 期待していた「エウロパの略奪」は観れませんでしたが、全体としてはとても面白かったです。でも観たかったなぁ……。

 チケット。三菱一号館美術館で前売りを購入しましたので、イメージ付きですが、当日券とかですと、多分、色気のないチケットだと思います。

 真中のは猫が可愛かったので、つい購入。

 レシート、特に展覧会名とかはなしでした。

【購入グッズ】

 

図録 \2,400

 

ポストカード

 フェリックス・ヴァロットン 「立ち上がるアンドロメダとペルセウス」 \150

 フェリックス・ヴァロットン 「竜を退治するペルセウス」 \150

 フェリックス・ヴァロットン 「20歳の自画像」 \150

 フェリックス・ヴァロットン 「猫と裸婦」 \150

 フェリックス・ヴァロットン 「ボール」 \150

 

 なお、クレジットカードは利用可能です。

【ギリシア神話の絵画とポストカード】

No 画家名 作品名 ポストカード
1 フェリックス・ヴァロットン シレノスをからかう裸婦 ×
2 フェリックス・ヴァロットン 駆け足で女性を連れ去るサテュロス ×
3 フェリックス・ヴァロットン 立ち上がるアンドロメダとペルセウス
4 フェリックス・ヴァロットン 竜を退治するペルセウス
5 フェリックス・ヴァロットン 引き裂かれるオルフェウス ×