フェリックス・ヴァロットン 冷たい炎の画家
2014年6月20日(金) 曇 13時10分~13時50分頃
【総評】
混んでいました。特に女性が多かったです。平日の午後なので空いているかなぁと思っていたのですが、予想外でした。
ギリシア神話関連ですが、5点ありました。
01.フェリックス・ヴァロットン 「シレノスをからかう裸婦」
02.フェリックス・ヴァロットン 「駆け足で女性を連れ去るサテュロス」
03.フェリックス・ヴァロットン 「立ち上がるアンドロメダとペルセウス」
04.フェリックス・ヴァロットン 「竜を退治するペルセウス」
05.フェリックス・ヴァロットン 「引き裂かれるオルフェウス」
今回の目玉は「エウロパの略奪」……だった筈なのですが、来ていませんでした(涙)。三菱一号館美術館のサイトを見ると、
本展は、日本初のヴァロットンの回顧展です。オルセー美術館およびフェリックス・ヴァロットン財団 の監修による国際レベルの展覧会として、グラン・パレ(仏・パリ)、ゴッホ美術館(蘭・アムステルダム) を巡回。そして2014年という日本・スイス国交樹立150周年の記念すべき年に、当館において開催します。
との事でトップページにも「オルセー美術館発。待望の世界巡回」と書いてあります。
巡回先のグラン・パレのサイトを見た所、この黄色いポスターがヴァロットン展の物のようです。今度はこれをキーワードに検索した所、こちらのサイトを見つけました。
どうも内覧会のような感じで一番下に「竜を退治するペルセウス」と共に「エウロパの略奪」が!! しかも「世界巡回」なので「来る」と思っていたのですが……正直、最初に作品リストを見て「ない」と分かった時の失望感は……泣きそうでした。
気を取り直してギリシア神話関連を観てみると、今回の目玉は「引き裂かれるオルフェウス」。残念ながらポストカードにはなっていなかったですので、イメージのあるサイトをはっておきます(作品を所蔵しているジュネーヴ美術・歴史博物館です)。
図録を見てみると、
女性に対するこの画家の独特のスタンスが示されている(p184抜粋)。
と書かれています。う~ん、どんなスタンスなんだろう……殺害されているオルフェウスというとオルセー美術館のギュスターヴ・モローさん「オルフェウス」がすぐに思い浮かびますが、随分と「表現」方法が違うなぁと思います。
因みに最初、パッと見た時、ドニさんかと思いました。「あぁ明るい軽やかな絵だな」と思って下の方に目をやると……う~ん、やっぱりどんなスタンスなんだろう。
後、ある意味「メイン」と言える「竜を退治するペルセウス」。普段はギリシア神話関連のポストカードはレポートには載せないのですが、
……。図録には、
1910年 サロン・ドートンヌで≪竜を退治するペルセウス≫(cat.119)が酷評される(p209抜粋)。
まぁ。
期待していた「エウロパの略奪」は観れませんでしたが、全体としてはとても面白かったです。でも観たかったなぁ……。
チケット。三菱一号館美術館で前売りを購入しましたので、イメージ付きですが、当日券とかですと、多分、色気のないチケットだと思います。
真中のは猫が可愛かったので、つい購入。
レシート、特に展覧会名とかはなしでした。
【購入グッズ】
図録 \2,400
ポストカード
フェリックス・ヴァロットン 「立ち上がるアンドロメダとペルセウス」 \150
フェリックス・ヴァロットン 「竜を退治するペルセウス」 \150
フェリックス・ヴァロットン 「20歳の自画像」 \150
フェリックス・ヴァロットン 「猫と裸婦」 \150
フェリックス・ヴァロットン 「ボール」 \150
なお、クレジットカードは利用可能です。
【ギリシア神話の絵画とポストカード】
No | 画家名 | 作品名 | ポストカード |
1 | フェリックス・ヴァロットン | シレノスをからかう裸婦 | × |
2 | フェリックス・ヴァロットン | 駆け足で女性を連れ去るサテュロス | × |
3 | フェリックス・ヴァロットン | 立ち上がるアンドロメダとペルセウス | ○ |
4 | フェリックス・ヴァロットン | 竜を退治するペルセウス | ○ |
5 | フェリックス・ヴァロットン | 引き裂かれるオルフェウス | × |