ミュシャ財団秘蔵 ミュシャ展 パリの夢 モラヴィアの祈り
2013年4月12日(金) 晴 13時15分~14時00分頃
【総評】
混んでいます。激混みです。平日の昼過ぎなので少しは空いているかなと思いましたが、甘かったです。ミュージアムショップも混んでいます。
帰り際(14:00頃)、チケット売り場を通ったら来た時以上に並んでいました。休日に行かれる方は覚悟しておいた方が良いかと思います。
因みにテレビで「女性に人気の」と言っていましたが、本当に女性ばかりでした。帰りのエレベータは運良く空いていたのですが7名中5名が女性でした。多分8割ぐらいは女性だったと思います。
今年は「ラファエロ」展、「ルーベンス」展と「最初の作品が『自画像』」でしたが「ミュシャ」展も最初は自画像でした ^^;
この分ですと「ダヴィンチ」展、「ミケランジェロ」展も最初を飾るのは……。
美術展に入り、ちょっと不満だったのが作品リストがなかった事。見逃したかなと係りの方にお伺いした所「今回は作らなかった」との事でした。
観るテーマが決まっている私にとっては作品リストは必須ですので、意外な所でマイナスポイントでした。
ギリシア神話関連ですが、以下の3点がありました。
アルフォンス・ミュシャ 「メディア」
アルフォンス・ミュシャ 「パリスの審判(ヴィエマール印刷会社のカレンダー)」
アルフォンス・ミュシャ 「オルフェウスとエウリディーチェ」
もちろんメインは「メディア」。混んでいたので観るのが大変かなぁと思っていたのですが「メディア」の前は空いていました。たまたまかもしれませんが、確かにミュシャさんの他の作品に比べると「怖い」ですので、チラ観の人が多かったように思います。
じっくり観れてラッキーでした。真ん中に「継ぎ目」がありその「「継ぎ目」を示すための十字」(かな?)が描かれていて「合わせるの、大変そうだなぁ」と別な事を考えてしまいました。
「パリスの審判(ヴィエマール印刷会社のカレンダー)」はつい笑みがこぼれる作品でした。パリスとアフロディテ女神は普通なのですが、負けたヘラ女神とアテナ女神がとても「穏やか」です。
ヘラ女神は「あら、負けてしまいましたわ。孔雀よ、帰りましょう」的な感じで既に帰りかかっています。アテナ女神も「負けてしまいましたので、お片づけして帰りましょう」と非常に「穏やか」な表情です。
その後、トロイアを滅亡させた二柱の凄まじさ・執念深さは微塵も感じさせません。「パリスの審判」の題材とミュシャさんはちょっとミスマッチかなぁと、ついニヤニヤしながら観てしまいました。
後、ヘルメス神が青年というより「おじさん」っぽいですね……。このポストカード、欲しかったですが、残念ながらなかったです。
ギリシア神話少なかったですが、ミュシャさんは好きですし、何より「メディア」がまた見れましたので満足です。ただ、ちょっと混みすぎですね……。
上は前売りです。普通にチケット売り場で買うと下の「味気ない」チケットになります。まだ金券ショップで前売りは売っていると思いますので、記念にとっておきたい方は金券ショップで購入してから行った方が良いかと思います。
【購入グッズ】
図録 \2000
ポストカード
アルフォンス・ミュシャ 「パレットを持った自画像」 \120
アルフォンス・ミュシャ 「『装飾資料集』図54」 \120
アルフォンス・ミュシャ 「四芸術:ダンス」 \120
アルフォンス・ミュシャ 「四芸術:絵画」 \120
アルフォンス・ミュシャ 「四芸術:詩」 \120
アルフォンス・ミュシャ 「四芸術:音楽」 \120
アルフォンス・ミュシャ 「≪四芸術:ダンス≫の習作」 \120
アルフォンス・ミュシャ 「≪四芸術:絵画≫の習作」 \120
アルフォンス・ミュシャ 「≪四芸術:詩≫の習作」 \120
アルフォンス・ミュシャ 「≪四芸術:音楽≫の習作」 \120
ポストカード(大判)
アルフォンス・ミュシャ 「メディア」 \180
アルフォンス・ミュシャ 「四季:春」 \180
アルフォンス・ミュシャ 「四季:夏」 \180
アルフォンス・ミュシャ 「四季:秋」 \180
アルフォンス・ミュシャ 「四季:冬」 \180
アルフォンス・ミュシャ 「演劇芸術のアレゴリー」 \180
クリア・マーカーセット
メディアなど4点 \500
クリアファイル(A4)
『装飾資料集』図54 \400
クレジットカードは5,000円以上で利用可能です。
ミュージアムショップは混んでいます。移動するのが大変なくらい。去年の「例の彼女」が来ていた「マウリッツハイツ美術館展」のミュージアムショップを思い出しました。会計をするのに随分と並びました(その分、グッズは充実しています)。
個人的にはとにかく「メディア」のグッズを、と思っていたのですが、流石に余りありませんでした。ただ、大判のポストカードは今までの「メディア」のポストカードの中では一番バランスが良いと思います。
通常サイズのポストカードだと「横の空白」が大きく全体的に小さく、2010年の松屋銀座「アール・ヌーヴォーのポスター芸術展」のように上下2枚だと見栄えが良くありません。という事で3枚も買ってしまいました……。
後、ポストカードで良いなぁと思ったのが≪四芸術≫で「完成版」と「習作版」の2種類が売っています。「完成版」だけとか「習作版」だけは良くありますが、両方売っているのは余り見たことがありません。
ギリシア神話ではありませんが、思わず両方買ってしまいました……(四芸術なので4枚×2種類で8枚になります……)。
会場限定のガチャがあり、皆さん最初は興味深そうに見ているのですが「デフォルメされたマグネット」と分かると、そのまま去って行っていた様に思います。
私も最初は「ミニ絵画」だと思っていたのですが「デフォルメされたマグネット」と分かった時、そのまま去ろうとしたのですが「一応、記念に」と思い、やってみました。
5種類の中ではミュシャの自画像が良いなぁと思っていたら一回で出ました。そうなると逆にサンプルとして「四季」の一つも欲しくなりもう一回やると「春」でした。
結構大きな音がして恥ずかしいので、2回で終了。2011年「古代ギリシャ展」のように人気のあるガチャは中々なさそうです。
【ギリシア神話の絵画とポストカード】
No | 作者名 | 作品名 | ポストカード |
1 |
アルフォンス・ミュシャ |
メディア |
○ |
2 |
アルフォンス・ミュシャ |
パリスの審判(ヴィエマール印刷会社のカレンダー) |
× |
3 | アルフォンス・ミュシャ | オルフェウスとエウリディーチェ | × |