レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想
2012年4月27日(金) 雨時々曇 16時45分頃~17時15分頃
【総評】
天気の悪い平日、しかも夕方なので空いているだろうと思いましたが、流石ダヴィンチ、混んでいました。激混みではなかったですが、休日は混むと思われます。
さて、目当てのギリシア神話関連なのですが……
「フローラ」 カルロ・アントニオ・ブロカッチーニとエルコレ・プロカッチーニ(子)
「レダと白鳥」 レオナルド周辺の画家
「レダと白鳥」 フレデリック・クリスチャン・ルイス
「レダの頭部」 フランチェスコ・バルトロッツィ
「膝をつくレダと白鳥」 ジョヴァンニ・ヴェンドラミーニ
「レダと白鳥」 モノグラムH.B.の画家
「レダと白鳥」 16世紀中葉フィレンツェの画家
「レダと白鳥のいるエリダヌス川の寓意」 アンドレア・スカッチャーティ
8点中7点が「レダと白鳥」。これだけのオンパレードは初めてです。個人的なメインは2010年の東京都美術館「ボルゲーゼ美術館展」に来ていたのと同じレオナルド周辺の画家による「レダと白鳥」。
ダ・ヴィンチを元にした「レダと白鳥」はこの絵の他に「スピリドンのレダ(ウフィツィ美術館)」と「ペンベロークのレダ(個人蔵)」がありますが、共に二つの割れた卵があり、四人の子供、カストールとポリュデウケース(いわゆるディオスクーロイ)、ヘレネ(トロイア戦争の元となった美女)とクリュタイムネストラ(トロイア戦争後の「悲劇」の主人公の一人)が描かれています。
個人的にはこの別バージョンを見たかったのですが、今回もボルゲーゼ美術館の「レダと白鳥」でした。ちょっと残念。
「16世紀中葉フィレンツェの画家」の「レダと白鳥」は2011年の江戸東京博物館「ヴェネツィア展」に来ていた「逸名のヴェネツィアの画家」の「レダと白鳥」と良く似ていました。こちらはレオナルド・ダ・ヴィンチではなくミケランジェロの下絵をベースにした物との事。カタログには、
たとえばヴェネツィアのコッレール美術館やフィレンツェのブオナローティ家所蔵の複製、(カタログp132抜粋)
とあり「ヴェネツィア展」のカタログを見ると「コッレール美術館」と書いてありますので、これの事かと思われます。ただ、残念な事にポストカードは共に発売されていません。レオナルド・ダ・ヴィンチの物とは違い、レダが横になっている構図になっています。
ギリシア神話的には「レダと白鳥」のオンパレードでそれなりに楽しめました。ただ「レオナルド・ダ・ヴィンチ」というネームバリューで美術展が混んでいるのはちょっと残念なような気がします。
【購入グッズ】
図録 \2300
ポストカード
レオナルド周辺の画家 「レダと白鳥」 \150
レオナルド・ダ・ヴィンチ 「ほつれ髪の女」 \150
レオナルド・ダ・ヴィンチ構想/ジャン・ジャコモ・カプロッティ、通称サライ(帰属) 「裸のモナ・リザ」 \150
レオナルド・ダ・ヴィンチと弟子(カルロ・ペドレッティ説) 岩窟の聖母 \150
ブックマーク レダと白鳥 \250
ダブルファイル \600
「レダと白鳥」は常設展で展示しています。
今回のポストカードは\150と高かったです。確かに1枚1枚ビニール袋に入っていて、紙もしっかりとしていますので、それなりなのは分かります。しかし、以前ツイートしたように「全てのイメージと解説の入った図録が\2000程度なのに比べて、1枚\100というのは、図録が超お得かポストカードが高過ぎるか」だと思います。
同じ日に行ったブリヂストン美術館のポストカードが「\50」ですので3倍です。まぁ絶対的な金額は小さいですけど。
クレジットカードは図録購入、グッズ購入共に利用可能です。
アンケートに付いている次回のチケットプレゼント抽選券(前回は残念ながら外れました)。
【ギリシア神話の絵画とポストカード】
No | 画家名 | 作品名 | ポストカード |
1 |
カルロ・アントニオ・ブロカッチーニとエルコレ・プロカッチーニ(子) |
フローラ |
× |
2 |
レオナルド周辺の画家 |
レダと白鳥 |
○ |
3 | フレデリック・クリスチャン・ルイス | レダと白鳥 | × |
4 | フランチェスコ・バルトロッツィ | レダの頭部 | × |
5 | ジョヴァンニ・ヴェンドラミーニ | 膝をつくレダと白鳥 | × |
6 | モノグラムH.B.の画家 | レダと白鳥 | × |
7 | 16世紀中葉フィレンツェの画家 | レダと白鳥 | × |
8 | アンドレア・スカッチャーティ | レダと白鳥のいるエリダヌス川の寓意 | × |