古代オリエント博物館 常設展
Ancient Orient Museum
古代オリエント博物館 池袋サンシャインシティ文化会館7階
2014年4月28日(月) 晴れ 10時45分~11時15分頃
【総評】
GWの合間の平日、しかも常設展だけなので空いているかと思いましたが、意外と人がいました。
ギリシア神話関連ですが、以下の10点がありました。
①ヘラクレス胸像 シリア 1-3世紀
②ヴィーナスとキューピッド(像) シリア 1-3世紀
③ヴィーナス(小像) 東地中海沿岸 1-2世紀
④アトラス神坐像 パキスタン ガンダーラ 2-4世紀
⑤ヘラクレス像 イラン 1-2世紀
⑥ポセイドン塑像 パキスタン ガンダーラ 2世紀
⑦ヴィーナス像付骨製ピン シリア 1-3世紀
⑧ケートス浮彫 パキスタン ガンダーラ 2-4世紀(仏塔の階段の装飾)
⑨テトラドラクマ銀貨 表:ゼウス大神坐像/裏:ヘラクレス 前336-323
⑩テトラドラクマ銀貨 表:アテナ女神/裏:梟 前454-404
因みに②③⑧は「空想動物の世界」でも展示されていました。
①は石でできていてヘラクレスらしくライオンの脚が前で組んであります。
②は30cm程度の像で、ショップにレプリカが販売されていています。
③は20cm程度の小像で「はじらいのポーズ」をしています。小さいのですが耳にイヤリングをしているのははっきり分かります。
④は「展示案内」の右側、上から二番目にイメージがあります。5cmくらいの小さな物でした。
⑤も3~5cmの小さな物でした。2000年近く前の物で小さいのに綺麗に残っているものですねぇ~。
⑥は15cm程度。塑像って余り見たことがありません。
⑦はお洒落でした。ヴィーナスのピンなら「付けていると綺麗」になりそうな気になりますね。
⑧は「南アジア ガンダーラ仏教彫刻」に分類されるらしいのですがキャプションには「ギリシア神話の海の怪獣」とありました。
⑨と⑩は古代ギリシャコインです。⑨は「展示案内」の左側、上から二番目にイメージがありますが……個人的には見慣れています。
共にテトラドラクマです。テトラは4を表し、ドラクマは貨幣単位で、オボルという貨幣単位の6倍です。
ですので「1テトラドラクマ=4×6=24オボル」です。
大きさは1/24ですが、デザインは同じですので、自慢のコレクションをばw
左が⑩と同じ梟で、右が⑨のゼウス大神坐像、のオボルコインです(共に直径10mm)。
ただ、左の梟のオボルコインはオボルにしては大きく(重さが約1.5倍)、デザインもドラクマの物に近い為、ちょっと謎の多いコインになっています。
【購入グッズ】
なし。
以前購入したクリアファイル(アッティカ アテナ テトラドラクマ銀貨)がなくなっていたので店員の方に聞いた所、売り切れで再販の予定は「今の所、ありません」との事。
絶版レア物になってしまいました……。