大英博物館 古代ギリシャ展 究極の身体、完全なる美

THE BODY BEAUTIFUL IN ANCIENT GREECE FROM THE BRITISH MUSEUM

国立西洋美術館

20110705-20110925

2011年7月22日(金) 曇 14時00分頃~15時30分頃


【総評】


 7/17の日曜美術館で紹介されていましたので「平日でも激混みかも」と心配しましたが、普通の混み方でちょっと拍子抜けしました。とはいえ、目当ての物を観るには多少並んだりします。


 ギリシア神話関連ですが、流石に大量にありました。


 入ってすぐ、最初の作品が「ゼウス小像」です。比較的新しく1-2世紀の作とのことですが、それでも2,000年経っているとは思えないほど綺麗です。う~ん、これはフィギュアで欲しかったです。

 

 フィギュアにもなっている「クニドスのアフロディテ」は流石に綺麗でした。正面から見るより斜めから観た方が肩のラインの曲線が良い感じでした。因みに「クニドス」は地名で、現在のトルコ南西、細く突き出た半島部分にある街のようです。このクニドスの近くに「シュメー」という島があります。「イリアス」にも出てきたギリシア軍中No2の美男子ニレウスの治めていた島です。まぁどうでも良い話ですけど……。

 

 興味深かったのは「サテュロスから逃れようとするニンフの像」で、ちょっとエロティックです。サテュロスの陰部がどうなっているか一回りして凝視しましたが、今ひとつしっかり見えませんでした。サテュロスは山羊の部分とかがないのでほぼ人間ですが、耳が尖っているのがサテュロスらしさを表していると思われます。

 

 彫刻の説明は非常に分りやすいのですが、問題は「壺」。主要な人物(神)の説明しかなく「これ誰だろ?」というのが沢山ありました。裏面を見ることのできる壺も結構あったのですが、ほとんど説明がないので観ても分らず、アトリビュートも探したのですが、判別の付く物はほとんどなかったように思います。う~ん、私のような素人には中々辛い……。

 

 美術展的には目玉の「円盤投げ(ディスコボロス)」ですが、特に興味はなかったのでぐるりと一周して「なんかテルマエ・ロマエのルシウスに似ているなぁ」と……。

 

 なお、付属の本屋ですが、ギリシャ展に合わせてギリシア神話関連の本が多数、販売されています。以前amazonでも少なくなっていたロバート・モアコット著「古代ギリシア (地図で読む世界の歴史)」が平置きで大量に売っていました……。

【購入グッズ】


図録 \2300

 

クッキー缶 \900

 

メタルストラップ

 アフロディテ \1000

 スフィンクス \1000

 

ブックマーク

 アフロディテ \200

 ディオニュソス \200

 エロス \200

 

ミニファイル

 エロス \250

 ディオニュソス \250

 壺 \250

 

ダブルファイル \600

 

クリアファイル

 アフロディテ像 \350

 

ハンカチ

 ヘファイストスのオリュンポスへの帰還 \3150

 

ポストカード

 アフロディテ像 \100

 擬人化した葡萄の木とディオニュソス像 \100

 エロス像 \100

 優勝選手の像 \100

 ゼウス小像 \100

 黒像式頭部アンフォラ:ヘファイストスのオリュンポスへの帰還 など \100

 アフロディテ像 \100

 ニケ小像 \100

 スフィンクス像(おそらくテーブル脚部) \100

 ソクラテス小像 など \100

 円盤投げ(ディスコボロス)正面 \100

 円盤投げ(ディスコボロス)背後 \100

 円盤投げ(ディスコボロス)側面 \100

 円盤投げ(ディスコボロス)(部分) \100

 

ガチャガチャ

 未開封(スフィンクス像でした) \400/1回(なお、全6種を事前に大人買いしています)

 クレジットカードは利用可能でした。


 今回はギリシア神話関連のグッズが多く、散財しました。個人的にはスフィンクスのメタルストラップが気に入っています。また、限定商品の「ヘファイストスのオリュンポスへの帰還」ハンカチ(タオル?)はちょっと値は張りますが、コレクションとしては外せないです。

 

 ガチャガチャは今回のミュージアムショップの目玉と思われますが、神戸展開催時期に6種類全てを「大人買い」していましたので、未開封品を手に入れる為、1回だけやりました。因みに大人がやっても「恥ずかしくない」ガチャガチャは初めてでした。

 

 また、ポストカード入れはオリジナルの物で、グッズを入れてくれた袋もオリジナルでした。他に大きな袋もあり、3種類入手しました。もしかすると他にもあるかもしれません。かなり力が入っている印象です。

 なお、ガチャガチャのフィギュア(全6種、説明書、未開封状態)は「企画展 古代ギリシャ展のフィギュア」にて掲載しています。