【2012年】ギリシア神話の絵はがきベスト3

2012年12月29日(土)

 

 ギリシア神話の絵はがきベスト3です。サイト名が「ギリシア神話絵はがき美術館」ですので、一番のメインと言えばメインです。

No.1

モルフェウスとイリス

Morpheus and Iris

ピエール=ナルシス・ゲラン

油彩、カンヴァス、251×178cm(oil on canvas  251×178cm)

1811年(1811)

エルミタージュ美術館(The State Hermitage Museum)

大エルミタージュ美術館展 ― 世紀の顔・西欧絵画の400年

400 Years of European Masterpieces from the State Hermitage Museum

国立新美術館

20120425-20120716

 無難なところですが、個人的に新古典主義あたりの絵画が好きです。ちょうど時代的にポンペイ遺跡発掘があり、ギリシア神話に絡む絵画が多いような気がします。

 

 2009年、横浜美術館で行われた「フランス絵画の19世紀」の図録に新古典主義のダヴィッドのアトリエについて、

 

 そのアトリエでは、最も革新的な芸術傾向をもつ弟子たちがホメロスの信徒を自称していた(p32抜粋)。

 

 とありました。「ホメロスの信徒」じゃあギリシア神話になりますよね……。 

 

No.2

ミューズたち

Les Muses

モーリス・ドニ

油彩、カンヴァス、171.5×137.5cm(oil on canvas  171.5×137.5cm)

1893年(1893)

オルセー美術館(Musee d'Orsay)

ドビュッシー 音楽と芸術 印象派と象徴派のあいだで

Debussy,la musique et les arts  entre impressionnisme et symbolisme

ブリヂストン美術館

20120714-20121014

 今年、手に入れられて一番嬉しかったのが、このモーリス・ドニさん「ミューズたち」です。2010年に国立新美術館で行われた「オルセー美術館展2010 ポスト印象派」にも来ていましたが、何故かポストカードになっておらず、とても残念だったのですが、ようやく手に入れることができました。ブリヂストン美術館さん、ありがとうございます。

 

No.3

アンドロメダ

ジャン=エミール・ラブルール

エングレーヴィング、45.4×30.7cm(engraving  45.4×30.7cm)

1935年(1935)

個人蔵(Private Collection)

 異色ですが、観た瞬間「これ、いい!!」と思ったのがこの「アンドロメダ」でした。ただ、華やかな挿絵が多かった中「こんな地味なポストカードは売ってないだろうなぁ」と思っていたのですが、販売されていました!!

 

 あくまで想像ですが、このポストカード、あまり売れなかったんじゃないですかね……個人的にはとても気に入っていて正直、実物大の額絵があったら欲しかったです。

 

次点

ウェヌスの帯を解くクピド

Cupid Untyingt the Zone of Venus

ジョシュア・レイノルズ

油彩、カンヴァス、127.5×101cm(oil on canvas  127.5×101cm)

1788年(1788)

エルミタージュ美術館(The State Hermitage Museum)

大エルミタージュ美術館展 ― 世紀の顔・西欧絵画の400年

400 Years of European Masterpieces from the State Hermitage Museum

国立新美術館

20120425-20120716

 ベスト3に入れても良かったのですが、No.1が同じ美術展の「モルフェウスとイリス」でしたので次点で。

 

 2001年にも新潟県立近代美術館の「生きる喜び エルミタージュ美術館名品展」に来ていてポストカードになっていました(観に行ってはいませんけど……)ので、この意味でも次点にしています。